あべのハルカス7周年記念 文化勲章受章 今井政之三代展 ー情熱の伝承ー
会場
あべのハルカス近鉄本店 タワー館11階 美術画廊
実施期間
令和3年11月24日(水)
~
令和3年11月30日(火)
午前10時~午後8時(最終日は午後4時閉場)
概要
戦後の混乱のなか陶芸を志し備前に修行に出たのが1947年、今から74年前になります。
憧れでもあった京都で作家を志し楠部先生の門を叩いたのが1952年、22歳の時でした。仲間たちと切磋琢磨する中1960年に慶子と結婚し1961年に長男眞正、1964年に次男裕之が生まれ、がむしゃらに陶芸の道に精進して参りました。
2人の息子たちはともに芸術を志し東京藝大に進学しました。長男は私と同じ陶芸に活路を見いだし、次男は自ら好きだった鉱物と金属を組み合わせた金石造形に独自の表現を探求しております。
やがて初孫でもある眞正の長男完眞も息子達と同じ学校に進み、陶芸の勉強を始めました。
今は竹原にある一つの窯に3世代の作品を詰めて焼くという日々を送っております。
このような幸運な状況で制作できる事はなかなかないものだと感激しておる次第です。
しかしながら表現そのものはそれぞれのものと常に言って参りました。息子達や孫もそれを理解しそれぞれの表現を志し精進してくれているものと思います。
このたびは3世代のそれぞれの作品とその奥に流れる芸術をご高覧いただければ幸いです。
陶藝家 今井政之