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独創の象形 -工芸三人展-

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独創の象形 -工芸三人展-

会場

慶雲館(長浜市)

実施期間

令和7年4月26日(土) ~ 令和7年5月11日(日)
午前9時半から午後5時(入場は午後4時半まで)
会期中無休

概要等

工芸美術の世界では、様々な素材を駆使し卓越した技術と感性によって表現の視野が広がり、今ではアート志向の高まりが顕著に見受けられます。

本展では、日展や現代工芸美術展を発表の場として、工芸美術の陶磁・染織・人形の分野から極めて独創性溢れる取り組みを行う三人の作家の作品25点余りを陳列致します。

女流陶芸の第一人者として知られる桑原紀子の作品はおおらかに流れる躍動感豊かな形態が魅力です。近年では観釜の技法を取り入れ、存在感の力強さに加えて女性ならではの繊細な優しさに満ちた情感表現に取り組んでいます。

河崎晴生の作品は、織技法を主軸としながらも従来的な織物作品とは一線を画します。複雑に構成された半立体の構造体に手織やジャカード織を施し、幾何学的ななかにも繊維素材のカラフルで柔らかな質感が加わることにより、唯一無二の世界観を表現しています。

一般的な人形作品を見慣れた方には、赤染恒子の作品には新鮮な驚きを持たれるかも知れません。
「伝統的な京人形の技法を踏襲しつつも、華やかに組る衣を纏うかのような造形は、単なる人の形に収まらない表現力に満ちています。また、今展覧会では、初期作品より近作までが展示されており、氏の創作の変遷についても興味深く感じて頂けると思います。

作家は自身の表現に向きあう中で常に自己改革に臨んでいます。そして、新たな可能性への追求が作家ならではの個性と結び付くことで作品に更なる進化をもたらせます。

独自の発想から独創の境地に至る三人の個性の輝きを感じていただければ幸いです。

リンク

慶雲館

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