第72回 日本伝統工芸展 京都展
会場
京都高島屋S.C. 7階 グランドホール
実施期間
令和7年10月8日(水)
~
令和7年10月13日(月・祝)
午前10時から午後6時半(午後7時閉場)
入場料<税込>
一般 500円/前売 300円/大学生以下無料
概要等
我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。伝統は、生きて流れているもので、永遠にかわらない本質をもちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こし工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受けついだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に則した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます。昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。私どもは、その趣旨にそって、昭和29年以来陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり、各作家の作品を厳重鑑査し、入選作品によって日本伝統工芸展を開催してきました。
このたび、第72回展を開催し、広く人々の御清鑑を仰ぎ、わが国工芸技術の健全な発展に寄与しようとするものであります。重要無形文化財保持者、受賞作家、近畿在住作家の作品を中心に、入選作品320余点を一堂に展観いたします。